多言語学習挑戦者のつぶやき

マルチリンガルを目指すでもなく、言語を極めるわけでもない。ただ多言語学習に興味があるだけ・・

HelloChinese その6 まとめ

 ここ数回HelloChineseについて書いてきましたが、細かいことを言い出すといろいろな思いがあり1か月間書いても終わらない気がします。

 途中何回か書きましたが、目的を間違えなければ非常に良いアプリだと思います。私の考える言語学習アプリはズバリ「外国語に慣れることができる」だと思います。最近では日本にいても英語を筆頭に、韓国語、中国語など外国語をたくさん聞く機会を作れますが、実際のところ、「毎日」「繰り返して」、さらにこれらを能動的なアクションとして行うという機会を作るには相当な努力が必要と思います。

 特に、単なる聞き流しではなく、能動的な「繰り返し」という部分が大事で、アプリではこの部分が自動的に行われるため、同じ表現を何度も聞き、話し、テストされ、間違えることが大変有効と思います。好みもあると思いますが、ゲームを含めスマホアプリを使うことが好きな方はおすすめです。

 2回目で下記のような点数をつけてみました。

読む 4.5点
書く 3.2点
聞く 4.5点
話す 4.0点
文法 3.5点

特に「書く」と「文法」の点数が低いですが、改めて考えると

「書く」の点数が低いのは、自分の取り組み不足もある一方、「もっと書きの練習問題を増やしてほしい」とか「レベル分け練習など、書きレベルの向上を図りやすくしてほしい」などのアプリへの要望もあります。

一方、「文法」としては、「言語アプリ」のレベルとしてはほぼ十分と思いますが、タイトル付けとかあとから検索がしやすくなっているとうれしいですね。

 

最後に総合点でを付けるとすると、4.5点くらいかなと思います。

素人の勝手な点数付けですがご容赦ください。

 

これでHelloChineseは、いったん終わりにします。

 

 

 

 

HelloChinese その5

最後に、文法について。

文法学習って項目はないけれど、文章の並び替えなどで文法の説明は出てきます。

例えば下記写真。

 

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 まあ、言語学習アプリの場合、文法的な説明とかは十分でない場合が多く、 HelloChineseの場合、それなりの説明はあるが、やっぱり不十分。特に学習の順序が場面ごとに並んでいるので、文法的な項目、「〇〇補語」「介詞の使い方」等調べたい場合ちょっと難しい。でも、参考的な説明としては十分だと思います。

 本来、文法的なことは、教科書や学校できっちり勉強する必要があると思いますので、その部分で期待するのは難しいと思います。繰り返しになりますが、言語(この場合中国語)に慣れるという点では、よいアプリだと思います。

 

 

 

 

HelloChinese  その4

 4回目は、「話す」に関連して。最近はAIの発達なのか、英会話などはひたすらAIレッスンが紹介されていますよね。一昔前は、オンラインレッスン、オンライン留学だったのが、最近ではAI相手に会話レッスン。翻訳機もポケトークなんて便利なものも出ています。

 

 言語学習アプリにも、当然ながら機能が付加されていることが多いです。HelloChineseにももちろんあります。

 

こんな感じです

 

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この場合、簡体字または、簡体字+ピンインで表示されていて、それを声を出して読み上げるタイプのものです。全体は5点満点で、特にダメな場所は赤で示されます。

 

HelloChineseの場合、認識ソフトは感覚的にはかなり、うまくできているように思います。そこそこNGでも繰り返しでOKとなり、またモチベーションもキープできます。

 他のアプリの中には、ざるのように、ほとんどOKになるものや、反対に何度やってもNGなもの(私の発音が悪いだけか.....?)もあります。身近に、中国人とか居られたら、このレベルはどうななのか、ぜひ聞いてみてください。

なお、繰り返し練習モードなどもあり、口に出す練習にはとしては、良いように思います。

 

 

 

 

 

 

Hello Chinese その3

3回目は、

  「聞く」+「書く」についての問題。

文章を「書く」に関しては、いくつかのパターンがありますが、そのなかで、単語の選択と並べ替えでなく、これは

 「中国の方々がしゃべるのを聞いて、文章を書く」、いわゆるディクテーション/「听写」です。

現地の方々のしゃべりも癖がありますが、私は、この「書く」問題が最も苦手です。

そもそも日本人は漢字は得意なので、なんとなく簡体字の意味をすぐ理解し、なんとなく発音も理解しますが、正しく書こうとすると結構難しいです。単語の選択方式で文章を作るのは、結構レベルアップしますが、自分で「書く」段階になるとそのレベルの低さに愕然とします。この技術のレベルアップは難しいというのが私の印象です。

 一般のディクテーションの場合紙に書きとることも可能です。簡単な文字の場合こちらのほうが対応容易ですね。ただPCやスマホで文字入力する場合には、パソコンやスマホのキーボードをどう操作しますか?多分ピンインを入れて、そこから選択する方式か、あるいは手書き入力という手段もあります。

 私は一生懸命ピンイン入力に挑戦しますが、あいまいな記憶のため、大苦戦しています。juedeなのかjiedaなのか zuoなのかzouなのか、anjingなのかanquanなのか、もともとあいまいに覚えている自分が悪いのですが、正しく書こうとすると大苦戦です。「安全」など手書きが簡単ですが、「赢」 なんて出てきたら泣けるし、簡単な「请」と「清」だって混乱します。

 旅行に行って、多少乱れた発音で、身振り手振りや、漢字を書いたりして頑張ったりする分には対応可能ですが、中検、HSKなど受けようとおも場合は、「正しく書く」ことは必須です。

この正しく書くことのレベルアップは、「言語学習アプリ」ではなかなか苦戦です。他のアプリでも、難しいです。

 

以下、問題例です。

 

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図 聞いて書く「听写」

 

この問題の場合、アンダーライン部分が空欄になっていて、音声が流れて回答を埋め込む問題です。この写真では、アンダーライン部分以外は簡体字になっていますが、ピンインが書かれている場合も選択できます。

アンダーラインの比率は変えられ、全部空欄の場合も選択可能です。

アンダーライン部分にカーソルを持っていくとヒント(日本語の意味)が出ます。

 

実は HelloChineseの他の部分は、大体正解できるようになりましたが、(選択なので)この部分の問題は、まだ30点くらいの出来です。

そういう意味で、本当は、もう少し継続して練習した方がいいんですがね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HelloChinese その2

 今回からしばらく「中国語学習アプリ」として有名な 「HelloChinese」の感想を書こうと思っています。

 前のブログに書いたように、有料会員としてですでに1年間近く使用しておますが、このアプリはとても気に入っています。それほどいろいろのアプリを試したわけではないのですが、多分他のアプリでもそうですが、ゲーム感覚でどんどん進んでいくと、面白くて気づいた時には最終レベルまで来ているというものでした。

中国語の実力UPはちょっとわきに置いても、「中国語に慣れる」という意味では非常に有効で、大変お世話になっております。

 

 でも繰り返しになりますが、 最終レベル到達=中国語ができるようになった
というわけではないですよね。

 確かに、アプリの内容的にはHSK4級レベルになっていますが、実際には、ユーザが単語を全部覚えて、英文を聞き取れるようになり、また書けるようになって、初めてHSK4を達成できるものですからね、今の自分の状態はというと、はなはだ疑問なレベル。ゲーム感覚でクリアしていく場合と、記憶とか身に着く段階というのとは、もう一段別の問題になります。

 ただこれは、アプリの問題というよりユーザの心がけ、または使用方法の問題ですけどね。

 

 さてザクっと、感覚的ではありますが、点数付けると以下のようになるかなと思います。5点満点は、この「アプリだけで身につく」という視点。さすがに、身につくまではいかないですが、「慣れる」には十分有効と思います。

読む 4.5点
書く 3.2点
聞く 4.5点
話す 4.0点
文法 3.5点

  (異論ある方、素人の自己評価なので・・お許しください)

 

いかに画面をいくつか紹介しますが、読む、聞く、書く(の一部)を紹介します。ほかのアプリを使用したことがあれば、似たような構成なので、大体イメージつかめてもらえると思います。
(自分はiPhoneのダークモードで使用しているので、黒バック映像になってしまいました。ご了承ください)

 

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図1 単語の並び替えにより文章を作成

 

 

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図2 音声、日本語から正しい単語選択

 

特に、「書く」については、中国語の場合、ピンインを書く場合と、簡体字を書くものがあり、さらに実際には、PCとかスマホのキーボード、手書き入力など、ちょっといろいろな観点での評価、使い勝手が必要になります。

 

 

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図3 単語を書く。簡体字の場合と、ピンインで書く場合を選択する。どちらも、下の文字から選択する。

 

実は、このほかに、単語→文章を書くというものもあります。自分としては、特に、この「書く」技術のレベルアップがなかなか難しいと考えていて、次回は、「文章を書く」について、もう少し掘り下げてみます。

ブログ再開! 言語アプリの紹介から Hello Chinese その1

ブログの再開をします。

数か月前に、多言語学習の感想など書こうとブログを開始しましたが、3回目であえなく挫折。もうやめようかと思っていましたが、あまり難しく考えず、気の向いた内容を気軽に書いてみようと思い、もう少し続けることにして、再開しました。

 

 ブログは中断していましたが、多言語学習の趣味はまだ継続していますので、今回はその中から、中国語、とくに言語学習アプリ、「Hello Chinese」の感想などを書いてみたいと思います。

 この「Hello Chinese」アプリは中国語の学習アプリとしては有名なようで、私もすでに有料会員として1年近く(記録では340日)使用しております。このためレベルもすでに最終段階のHSK4段階をクリアしています。いまは、ひたすら復習を繰り返しています。言語アプリの使用経験は少ないですが、個人的には使い勝手がよく、かなり気に入ったアプリで、中国語に慣れるという点では、大変お世話になっています。

 ただ、1年間の有効期限ももう少しで切れ、既に、最終レベルまで行っているのでこのまま継続するかどうか悩んでいます。

そのあたりところを今後書いてみようと思います。

 

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このアプリの最終レベルHSK4まで終了。日数も340日とほぼ1年です。

PS

ブログ操作を間違えて、消してしまったようです。再公開版です。

 

 

今週の韓国語学習(1)

韓国語の学習のきっかけ 10年前

 言語の勉強は、毎週定期的に教科書またはそれに類する内容で、系統的にレッスンを受けているものもあれば、日々、単語や短文習得など少しづつ自分で繰り返しているものもあります。このあたりのそれぞれの詳しい内容は、追々詳細に書いていきたいと思います。まず今回は、韓国語のレッスンについての第1回です。

 私、実はかなり高齢です。60歳は既に超えています。長年勤めた最初の会社を退社して、第2の会社に勤務中ですが、さて、ここもいつまで勤められるか・・・。そんな中ですが、今更ながら、多言語学習に挑戦しています。

 英語は普通に中学1年から始めていますので、すでに50年以上です。韓国語は英語の次に長く、2010年から10年以上勉強しています。さらに、以前の会社の最後の10年間は、韓国企業と仕事をし、韓国出張もよく行きました。・・・というと、「10年以上も勉強して、韓国で仕事もして、ペラペラでしょう」とよく言われて・・正直、つ、つらい (-_-;)です。すでにそんな機会は失われ、現時点胸張って「韓国語を話せます」なんてレベルではないんです。 

 10年前は、冬ソナの後の韓流ブームが続いている時代で、少女時代とかKARAとかがヒットし始める時期で、日本からの韓国旅行者も多い時代でした。特にそういう理由ではありませんが、この時期韓国企業と一緒に仕事をすることになり、韓国人と話したり(日本語で)、韓国に行く機会もあり、韓国語の勉強を始めました。

 最初はNHKのTV、ラジオ講座で始めました。ヨンアさんの『テレビでハングル講座』を見始めた記憶があります。4月号から3月号まで、全部取ってあります。このあたりの話は、また後日続けて書きたいと思います。

 

NHK テレビでハングル講座 2010年 04月号 [雑誌]

 

 現在、韓国語は、ほぼ週一回で、1時間のオンラインレッスンを受けています。前に示した『가나다 KOREAN 중급2』という教科書を使用しています。以下は今週の、レッスンからの切り取りです。

 今週は、17課でやり残した『듣기』という、聞いて(듣기)→質問に回答する、という課の最後の練習問題をやりました。テーマは、韓国の祭事だったり、お祝いの時の食べ物だったりの話題です。

 例えば質問は、「60回目のお祝いは?」とか「子供の最初の誕生日の行事は?」などの質問です。最初の答は日本と同じ「還暦」で、韓国語では「환갑(ファンガプ)」または「회갑(フェガプ)」です。子供の1歳の誕生日は、韓国独特の「돌잔치(トルジャンチ)」を行います。回答だけなら簡単ですが、文章の詳細(てにをは的な)を理解すると難しかったです。

 

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出典:가나다 KOREAN 중급2 

 食べ物に関しては、「わかめスープ、미역국(ミヨックク)」がテーマの質問です。お祝い、特に誕生日などでよく食べるそうですが、日常的にも出てきます。ただ、試験の日にはわかめがぬるぬるして「滑る」ので食べない、という習慣があることについての説明もありました。

 各内容については、韓国の行事としては有名なことばかりなので「〇〇 韓国」と検索すれば、詳細な説明がたくさん出てきます。興味あったら見てください。

 

 これで、やっと17課終了、次回からは18課に進みます。